「ヘッドライト」は東洋エンタープライズ社が製作するヴィンテージワークウエアの実名復刻モデルです。1920年代に誕生した「HEADLIGHT」はシンシナティ、サンフランシスコに拠点を持つラーンド・カーター&カンパニーの1ブランドで、フラッシャーには機関車がヘッドライトの光を発しているデザインを採用していました。このヘッドライトは主に鉄道員、機関士などに人気があったワークブランドとして知られています。
1940年代後半から50年代にかけてヘッドライトが展開していた9オンスブラウンダック製オーバーオールです。ブラス製のアンカーフックやトライアングルポケットなど、胸当て部分が特徴です。背中部分はハイバックオーバーオールの中でも「ダイヤモンドバック」と呼ばれる仕様となっています。腿から膝にかけて生地が二重となったダブルニーで、脇や内股、尻ぐりなどはトリプルステッチ、右ヒップポケット横には極太のハンマーループが付くなど、非常に丈夫な作りになっています。サイドのボタンはロゴがブルーのブラスのタックボタンで、フロントフライは無地のドーナツボタン。ボタンホールやカンヌキに施された黄緑色のステッチは、ブラウンダックを使用したワークウェア当時の標準仕様です。
生地は過去にヘッドライトで復刻したブラウンダックとは異なり、新たなデッドストックを分析し作製しています。以前のモデルでは経緯ともに10番の糸を使用していましたが、こちらは経糸16番(引き揃え)、緯糸6番の変則的な平織りの生地となっています。前回のブラウンダックは生地の状態で染める「生地染め」であったのに対し、今回は糸の段階で染色した後に織り上げる「糸染め」を採用しているため、ヴィンテージと同様にセルビッジ部分に黒糸が確認できる仕様となっています。硫化染料と力織機による風合いは、以前の生地とまた違った魅力に溢れているが、ともにブラウンダックとはいえ呼称以外は全くの別物なところが奥の深いヴィンテージらしいところです。当時、この生地を使用したアイテムは主にスチールワーカー(製鋼所工員)向けに販売されていました。
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品番 |
HD42317-431A BROWN |
定価 |
32,780円(税込) |
販売価格 |
32,780円(税込)
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